怖い夢を見たはずなんだけど

ちょっと怖い夢を見た。

夢の話なんて当人にしか面白いもんじゃないけどさ、て言うか起きてみれば何が怖かったのか微妙になるけどな。

で、見た夢ってのがわりとリアルな感触が付いて回るやつで、

落ち葉がめっちゃ積もってる森だか林だかにいるんだよ。

冷たい空気感があって、ちょっと歩くと葉っぱがカサカサ言う音が聞こえてくるの。

踏んだらパリッと壊れる感触があって、もしかしたら現実なんじゃないかってくらいにリアルだった。

自分の髪が地面に着くほど伸びてたんで夢だって分かったんだけど。

で、そこに突っ立ってるわけにもいかないし、せっかく夢だって気づいたんだから目が覚めるまで探索してみようって思った。

そんでその辺を見てみると、前の方にいかにもな雰囲気の井戸があって、ゼッタイなんか出てくるよ~って思いつつ近寄ってみた。

夢だしへーきへーきって、やけに楽観的だったかも。

薄い灰色の石で組んだ井戸で、継ぎ目から苔やらなんやらが生えてた。

木の蓋があったっぽいけど、ボロボロになって落ちてて、井戸の中が見えてるのな。

見えてるつっても真っ黒で、30センチ向こうも見えないような感じ。

それを覗いてると井戸の奥からピピピって音が聞こえてくる。

ピピピの次に虫の羽音みたいな音がして、またピピピって聞こえる。

繰り返しなる音が何だろうかと思いながら井戸のふちに手をかけてたら、いきなり冷たい手が私の手首を掴んできて、それでびっくりして目が覚めた。

音の正体はスマホのアラームで、虫の羽音はバイブ音。

手首をつかんだ冷たい手は、自分の手だったんだけどね。

なんか知らんが、メチャクチャ冷たくなってた。

冷え性だから仕方ないか。

なんにしてもホント怖かったんだけど、文字にするとやっぱり怖くないな。